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July 10 ひとやすみ。先日のピアジュリアンでのコンサートを無事終えました。フルートのニコリーヌと、この3ヶ月間たくさんの演奏会を経験し、色々なものを分け合うことができた気がします。
そして…しばらく少しソロ活動をお休みして、この夏の兵庫でのオペラ公演と自分の充電期間として過ごします。
毎月のように色々な演奏会への出演機会を頂き、オーケストラの仕事と両立して忙しくしてきましたが、最近、もう少し演奏家としての基礎体力をあげたい…そう思うようになってきました。少し自分の演奏家体力(?)を物足りなく感じるようになってきた…という感じです。
演奏経験をすればするほど、自分自身への要求は高まりますし、それを思うほど満たせていない自分が歯がゆくもあり、仕事や生活の面で大きな変化を迎えるこの秋に向けて、すこし体力(?)を蓄えておきたいなと思っています。蓄えたいのは、もちろん音楽性と技術。
どのように鍛えるかは、まだ思案中ですが。
秋には3日間連続のリサイタルや、2年ぶりの長岡京室内アンサンブル公演、そして来年1月には京都でのシベリウスのヴァイオリン協奏曲の演奏が決まっています。
ひとつひとつの本番で、よりいい質の音楽をお届けできるように、この夏を有意義に過ごしたいと思っています。
July 02 今年で3年目。昨日は京都教育大オーケストラの弦コーチングに行ってきました。
3年前にコンチェルト競演をさせていただいたのがきっかけで、月に1度ほど京都・藤森のキャンパスまで弦セクションのレッスンに行っています。
大学に入って楽器をはじめて持った学生も、小さい頃から楽器は触ってきたけれど…という学生も、毎週1,2二度自主的に集まって、11月の定期演奏会に向けて練習を重ねています。大学内のオーケストラですから、メンバーは毎年ちょっとずつ替わるのですが、どの年も全くかわらないみんなの集中力には本当に驚かされます。
お互いを聴きあう事や音色を感じ取ることの大事さを伝えるのが、私の使命だと思ってるのですが、時々説明が少し難しすぎたかなと思うこともあります。でも、皆熱心に取り組んでくれて、わからなければ休憩中に質問にきたり、一生懸命自分で練習していたりと、本当に感心しっぱなしの3時間です。
3年目ともなると、だいぶレッスンの運び方もわかってきたのですが、やはり一番最初の年はどこから組み立てていこうかと、悩んだこともありました。
何より、このオーケストラの素晴らしいところは、皆が自主的に真剣にそして熱心に、1年に1度の演奏会に向けて準備をしていること。
その大きなゴールに向かって、最大限のサポートをしてあげればいいんだと気づいたとき、色々な悩みが解けた気がします。
プロである私は、年に何度も本番を向かえる訳ですが、やはりひとつひとつのステージを彼らのような気持ちで臨まなければと、改めて思わされたりします。
June 06 今年も高台寺で。今年も高台寺音楽祭に出演してきました。
今回で3回目の出演となります。夕方の一般拝観が終わった後、コンサートに来られるお客様だけにゆっくりとお庭やお寺の建物と、音楽をたのしんでもらおうというこの企画、毎回私自身もとても楽しみにしています。
今年は、最近よく一緒に演奏しているフルートのニコリーヌ・ピエルーさんとビオラの神田藍ちゃん、そして、長岡京室内アンサンブルなどで一緒に演奏してきたチェロの佐藤禎さんと、モーツァルトのフルート四重奏曲、ハイドンやベートーベンの室内楽作品をお届けしてきました。
高台寺に4時ごろに集合した後、企画を担当している方がお庭や建物を案内してくださり、お寺の裏山などへちょっとしたお散歩。緑に囲まれているというだけで、こんなにリラックスできるものなんだと、お庭を歩きながら感じ、こんなひと時を嬉しく思いました。
そして、例年どおり蚊に刺されながらのリハーサル。ストッキングをはいていても、おかまいなしの蚊にしっかり数箇所かまれました。
リハーサル中にニコリーヌが「今日私のテンポすごくゆっくりだよね?」と。リハーサルだから慎重に演奏しているのかなと思っていましたが、確かに今日はいつもよりゆったりめ…。「こんな気持ちのいい雰囲気についついリラックスしちゃって…。」とも。
そして、本番。お客様にとっては、心地いい本殿を吹き抜ける風が、奏者にはちょっとしたトラブルに…!室内のコンサートホールでは起こり得ないことですが、演奏中に強く吹いた風が、皆の楽譜をぺらぺらとめくってしまって、演奏不能になるハプニングも。
そんな中皆なんとか集中力を保って、無事終演。
高台寺から祇園の界隈へぬけ、皆で打ち上げ場所を探していると、ニコリーヌが「この辺でいい居酒屋さんがあったはず!」と。ウロウロ探し始めるニコリーヌ、「え、この辺に私達が入れるようなお店があるの?」と不安げな私達…。
「大丈夫。先週見つけたばっかりだから。」と、自身ありげな彼女と「本当に??」と半信半疑な私達。
しばらく私達と縁遠そうなお店やバーなどの通りをぬけ、「ここ!!」と彼女が誇らしげに指差した先には、祇園では逆に不自然な程庶民的な感じの居酒屋さん。
皆でおいしく楽しく打ち上げました!
May 30 ロンドン先週7日間ロンドンに行って来ました! 「行って来た」というより、「里帰りしてきた」という感覚に近いぐらい、大学時代をすごした土地というのは言葉にあらわせないような思いがあります。 滞在していたのは、ロンドン中心部ですが、やや北のほうにあるHampstead(ハムステッド)というエリア。大学時代の友達が下宿していたお家に宿泊させてもらっていたのですが、そんな縁でもなければ、住むことはおろか泊まることもできないぐらい、Poshなエリアです。(いわゆる、高級住宅街ですね。)古い家並みが、ちゃんと手入れしてあり、季節の花が玄関先にほころんでいるのを見ているだけで、気持ちがうるおいます。近くにHampstead Heathという、自然の林や丘で成り立っている自然公園があり、毎日のようにそこでぼーっとしてきました。 日本にいると、なかなか「ぼーっと」する機会はないもので、こんなに「ぼーっと」できたんだ、と嬉しくなってしまいました…。 ロンドンにしては珍しく7日間滞在したうち、雨の日はなんと1日だけ!これは、7年余りの私のロンドン在住経験でも、珍しいといえると思います。そのおかげで、まだ5月なのに真夏のような暑さになる日もありました。でも、ロンドンっ子は、この好天気が珍しく、もったいないとさえ感じてしまうので、みんないっせいに外にでて、公園やカフェやレストランのテラスなどで過ごします。 公園のほかには、Victria&Albert(ビクトリア・アルバート) 美術館やWigmore(ウィグモア)ホールなどに足を運び、有意義な時間を過ごしました。 ロンドンの街角のさりげないひとうひとつの風景に、心が弾みそして弛み、そして旅行者ゆえの特権(?)、携帯やテレビやインターネットなどに束縛されることのないこの7日間は、頭の中をからっぽにして過ごせた、いわば頭のデトックスをしてるような時間でした。
May 13 今月のピアジュリアン
今回ピアノの松本光史さんとは初共演でしたが、リハーサルも本番もおだやかな人柄と美しい音色で楽しく演奏させていただきました。 文字通り「バー」ですから、お客様はお酒や食事を楽しみながらのコンサートです。今回で、5度目の出演になるのでさすがに過度に緊張することもなくなりました。終演後の「一杯」を密かに楽しみにしながら(?!)…。 終演後はバーのスタッフさんにウィスキーの話を聞かせてもらったり、シェフさんの新作サラダを試食させてもらったりして、リラックスした時間を過ごし、おいしい「一杯」を頂きました。 次回は6月5日です。クラリネットの上田浩子さんと、ピアノの藤井快哉さんとの共演です。バルトーク、ミヨーと普段なかなか聞けない室内楽作品を取り上げます。お楽しみに!
April 30 サロンコンサート イン 北野
今日はとってもいいお天気の中、いつもお世話になっているサロンコンサート協会さんの主催で神戸・北野の異人館街にあるシアターポシェットで室内楽の演奏してきました。メンバーは、兵庫芸術文化センター管弦楽団より、ビオラの神田藍さん、フルートのニコリーヌ・ピエルーさん、そして京都の高校時代からの仲間、チェロの五味敬子さん、曲目は、モーツァルト、ベートーベン、シューベルトの室内楽作品。古典派作品は私の最も好きな、そしておそらく得意といえる分野だと思いますが、今回は曲目、そして共演者ともに今、一番やりたい曲をやりたいメンバーでという希望がかない、準備の段階からこの日を楽しみにしていました。 終演後は共演者とともに、北野のあたりをぶらぶらとお散歩、そしてビストロで楽しく飲んだり食べたりしていい時間をすごしました。 私の携帯からではあまりいい写真が取れなかったので、またアップしますが、とりあえずはシアターポシェットのかわいい屋根と、楽屋での私達、そしてリハーサルの舞台の様子などをご覧ください。 March 20 室内楽コンサートのお知らせいつもお世話になっている、サロンコンサート協会さん主催で4月30日に室内楽のコンサートをします。
兵庫芸文オケから、ビオラの神田藍さん、フルートのニコリーヌ・ピエルーさん、そして、高校時代からの付き合いになるチェロの五味敬子さんを向かえ、私の好きな古典作品を中心にお届けします。好きな仲間と好きな作品を演奏できる機会というのは、準備している時からいつもとてもワクワクします。
ベートーベンの弦楽三重奏曲第1番、モーツァルトのフルート四重奏曲第1番、シューベルト弦楽三重奏曲他、春らしい爽やかなコンサートになると思います。場所はシアターポシェットという、神戸・北野坂にあるサロンです。
ゴールデンウィークということもあり、当日神戸では色々な催しも行われている様です。皆さん、是非神戸観光がてらいらしてください! February 12 お休みの日には…。しばらく、更新をしていませんでした。
ということは、最近取り立てて書くような音楽活動がなかった、ともいえるのですが…。
1月前半のマーラー交響曲6番の本番後、しばらくお休みが続いたり、オーケストラが中学生の為にひらく演奏会が数日続いたり、そしてまたお休みに入ったりという感じで、お休みのほうが最近は少し多いかな…。とはいえ、明日からオーケストラも定期演奏会のためのリハーサルが始まります。ですので、お休み中とはいえ、パート譜に目をとおしたり、普段忘れがちな基本練習をやったり、次のソロの本番の準備を始めたり、となかなか純粋にお休みと呼べる日は少ないかもしれません。
なので、この2月のお休みは鳥羽のリゾートホテルへ。数日間ですが、家にいるとやはり休めないので、自分を家から引き離す為の旅行といっても過言ではありません。
滞在中お天気もよく、さすがに2月なのでびゅんびゅん寒い風が吹いていましたが、海はきれいで、日常の雑雑した気持ちを忘れてリフレッシュすることができました。鳥羽水族館ではかわいい魚や動物達に釘付けでした。
さて、休みの日にやろうやろうと先延ばしにして、なかなかやらないことのひとつに楽譜の整理があります。特にオーケストラでの活動を始めてからは、毎回譜読みの為に次の公演の曲の楽譜をコピーして家に持って帰ります。それは、終われば捨てれるものでもなく、また必要なときが来るからととって置くのですが、これが結構たまってきているのです。サイズも色々。だいたいオーケストラの楽譜は大きめなので、そのままコピーするとA3になります。もちろん閉じていないので、ちょっと油断して積み重ねすぎてしまうとザザーっと雪崩がおきたりします。
これを、自分のソロの楽譜や室内楽の楽譜と区別して、作曲家ごとに分類して、できればファイルして、リストを作れれば尚いいなあー、などと夢見つつ(?)残りの休日も終わってしまうのでした。
(写真 鳥羽のホテルからの景色・水族館でのアシカショー・雪崩寸前の楽譜たち)
January 26 京阪神にお住まいの方は現在私が在籍している兵庫芸術文化センター管弦楽団は、芸術監督が佐渡裕氏ということもあり、2005年のオープン当初から色々な雑誌やテレビなどに取り上げられており、メンバーもかなり「慣れたもの」になりつつあります。今回もLmagazinという京阪神限定の情報誌に、うちのオケがばっちり特集で組まれてしまいました。
そういえば、年末に楽屋や客席や、舞台裏でカシャカシャ撮っていた人達はここの人たちだったのかー、と、印刷されて思うことが多いのですが、今回はひとりひとりのアンケートもあり、個性がみえておもしろいので、ちょっと皆さんにもお知らせを。
記事にもあるとおり、若く色々な国籍を持ったものが集まっているオーケストラなので、確かにキャンパスのようなNOVAのような、ここはどこだ?というような風景なんだな、と記事を見て客観的に感じたりします。私達にはごく日常の一場面なのですが。
先々月には仲のよかったメンバーがカナダへ、今月もまたヨーロッパに帰国するメンバーが一人。そして、創立時から頑張って私達をサポートして来てくれたスタッフが先月辞めたり、と短期間契約のオーケストラだからこそ、ますます当たり前に感じるメンバーとの時間が、本当は今だけの貴重なものなんだなと思ったりします。
とはいえ、音楽界は狭く、どこかで誰かが誰かといつもつながっています。いつまた誰と思いがけず同じステージに立つことになるかもわかりません。そんな楽しい再会が必ずあると思うと、別れも少し明るく受け取れる気がします。
January 15 冷や汗&緊張!のピア本番とマーラーのハンマー今年兵庫芸文オケでの一本目は定期演奏会。佐渡監督によるマーラー交響曲6番でした。1月8日から練習が始まり、最終楽章で登場する打楽器の「ハンマー」と呼ばれるものの音の大きさとその振動に、文字通りどきどきしながらの初練習でした。写真にある大きなハンマーが主役で、その下の箱は、さすがにこれで舞台の床をたたくわけにも行かないのと、その音をより大きくホールに響かせるために作られた特別な箱なのですが、かなりの大きさです。担当はもちろん打楽器奏者ですが、ハンマーを持ち上げて、音楽のタイミングに合わせて打つのは至難の業のように見えます。当然振り下ろした後は、手にも顔にも振動が来るらしく、はたから見るほど楽しそうな仕事でもなさそうです。
練習時はハンマーが振りかぶられると、他の奏者はどうしてもそっちを見たくて、指揮者を見ずそっちをついついみてしまったりして…。
今日で金曜日から連日続いた芸術文化センターでの本番が終わり、明後日の加古川公演を残すのみとなりました。
この公演の練習の合間に、神戸・三宮「ピアジュリアン」での本番もしてきました。こちらは、いつもリラックスした雰囲気の中で演奏させてもらえるのですが、この日は仕事仲間が不意打ちのように来てて、緊張…。ちょうどチューニングを終えて弾き始めようかと言うときに、見慣れた顔が現れて、動揺を隠せないまま演奏し始めてしまい、ほとんど緊張したまま1度目のステージを終えることになってしまいました。こういうのは、実はすごく苦手…。たまにあるんです。思いもかけず、師匠が覗きにきたステージとか…。
同業者はやっぱり怖いものです。とはいえ、いつどこであっても、それぐらいの緊張感を持って演奏するべき、と言うことなんですよね。きっと(涙)。おかげで、2度目のステージはいい方の緊張感を持って、演奏ができました。なので、一応この同僚たちにも感謝。
2月25日にもまた出演します!まだプログラムなどは未定ですが、楽しいステージにしたいと思っています。
三宮の駅から本当にすぐなので、是非足を運んでくださいね。 January 01 皆様あけましておめでとうございます。今年も兵庫芸文センターのカウントダウンコンサートで、新年を迎えました。
ステージでスポットライトを浴びながら、カウントダウンをする、というのも音楽家ゆえなのかな、と思いつつ2007年1月1日になりました。
旧年もこれまでと変わらず、演奏会に足を運んでくださる方に支えられ、刺激的な音楽仲間に助けられ、その他色々な方面で見守ってくれる方々があり、充実した演奏活動をすることができました。
今年の自分のさらなる飛躍をお約束して、新年のご挨拶に代えさせていただきたいと思います。
今年もよろしくお願いします!
木下真希 December 25 Magical Christmas Present先週は兵庫芸文オケが、あの三大テナーの一人ホセ・カレーラスと東京と兵庫で公演をしてきました。
リハーサル前から、いつもとは何か違う緊張感がスタッフの間に走っていて、オーケストラメンバーもカレーラスが姿を見せると、自然にテンションも上がり気味。
クリスマスソングや、スペイン・カタロニア地方出身の彼の故郷の歌などを中心にプログラムは進められました。リハーサルからコンサートの最後の一瞬まで、その神々しいばかりのオーラはくすむことなく、スポットライトを浴びれば尚いっそうまぶしいぐらいに輝き、声が発せられるとその振動が目に見えるのではという程に、ホールの隅々までのぼっていく…。一つ一つの言葉を文字通り、かみ締めるように歌い、その歌声は無駄なものが一切ない、意味のある美しさが凝縮されたような感じでした。
ここまでのスターと同じステージに立つことができ、しかも一緒に音楽を作り上げていくという過程を味わえ、本当にエキサイティングな日々でした。個人的に言葉を交わしたわけではないのに、時折オーケストラや合唱団に向けるまなざしは、皆の心を温かく、そしてやわらかな親しみを感じさせてくれるようなものでした。
これ以上にないクリスマスプレゼントのような経験でした。
あのキラキラとした瞳そして声は一生忘れることができないと思います。
December 18 子供たちに届ける音楽昨日は大阪・和泉中央の小川サロンで演奏会をしてきました。
ピアノ教室をなさってる小川さんが、地域の方やお弟子さんなどを中心に声をかけてくださって、なんと大人50人子供30人が、サロンに足を運んでくださいました。もともと、このサロン協会主催のコンサートは、個人のお宅をお借りして演奏会をひらく、というもの。なので、当然小川サロンも個人のお宅にあるお部屋なのですが…。グランドピアノが2台はいって、しっかりお客さんの座れるスペースもあるので大きなスタジオともいえるのですが、いざ演奏位置に立ってみると、足元にはたくさんの子供たちが…!!
考えてみれば、3年ほど前に北アイルランドで小学生の前でワークショップをしたとき以来の、子供たちの前での演奏でした。普段なかなか経験することのない雰囲気の中、こちらもちょっとドキドキしながら演奏を始めました。こんなにたくさんの子供さんがいらしていると聞いていなかったのもあって、用意したプログラムは、まず、シューベルトのソナタ。…弾き始めると、不思議なぐらい子供たちが集中してくれてるのを感じました。
しかしながら、やはり狭いスペースに皆さんぎゅうぎゅう詰めに座っていただいていたので、一曲弾き終えて客席に目を向けると、子供たちの顔が真っ赤!!これは大変と、ピアノの鈴木さんの機転で部屋のドアを開け放すことに…。
色々な曲を織り交ぜてお届けした演奏会でしたが、やはり子供たちには少し長かったかな…、と思いつつサロンを後にする際、一番前でじっと聞いていてくれていた男の子が「きれいやった。」と一言かけてくれました。
なんだかじーんとしてしまい、思いをこめて演奏してよかったな、と思いました。
楽器を手にする楽しさ、音楽をする喜び、それを来てくれた子供たちに伝えたい、そんな思いを。 December 11 初めての合奏から、早20年あまり…12月8日は神戸・三宮のクラシックバー「PIA Julian(ピアジュリアン)」でシューマンのピアノ五重奏をメインとしたプログラムをお届けしてきました。
前半のステージでは、バイオリンの名雪奈穂さんとバッハのバイオリン2台のための協奏曲と、シューベルトのバイオリンソナタ、クライスラーの小品を、後半はこの日の目玉ともいえるシューマンピアノ五重奏を演奏しました。
実は兵庫のオーケストラで、去年の夏に活動を始めた際に、発覚(?!)したのですが、名雪さんと私はどうやら子供時代に会っていたらしいのです。二人とも鈴木メソード(才能教育)関西支部でバイオリンを始めました。その頃に、発表会やグループレッスンなどでどうやら顔を合わしたり、一緒に弾いたりもしていたらしい…のです。しかしながら、お互い才能教育でバイオリンをはじめたのは幼稚園の頃…私も名雪さんもお互い全然覚えてなかったのですが…。
この才能教育というバイオリン教室で、初めて第1バイオリン、第2バイオリンと分かれて合奏をする曲が、このバッハの協奏曲でした。当時、恐らく4,5歳だった私は同じ曲なのに、違う声部に別れてみんなで演奏するこの曲がなんだかとても大好きで、楽しくてゾクゾクした覚えがあります。
名雪さんも私も、この教室でバイオリンを初めて手にして、20年あまり…。今こうして、プロの道を選んで演奏をしていること、そして、ここでまた一緒に「合奏」できることに、不思議な縁を少し感じたりもしたのでした。
(写真は、9月にソロでピアジュリアンに出演した際のものと、今回の5重奏の演奏から。左からバイオリン・名雪奈穂さん、私、ピアノ・鈴木華重子さん、ビオラ・岡田清香さん、チェロ・オーソーキン)
そして、このライブの翌日は北海道へ。ヨーロッパのこの時期を思い出させる、乾燥して、冷たい、けどなんだか気持ちのよい空気や、一面の雪景色、札幌の大通公園でのミュンヘン・クリスマスマーケットでの久々に触れるヨーロッパの雰囲気、どのお店に飛び込んでも美味しいラーメン、そして思わずにんまりしてしまう海の幸などをたっぷり堪能して帰って来ました。
今週末は和泉中央でのサロンコンサートです。準備にまた新たな気持ちで取り組めそうです。 November 29 11月26日 サロンコンサートブログを書くのが前後してしまいましたが、先日日曜日は須磨浦公園でサロンコンサート協会さんの演奏会に出演してきました。
プログラムはメンデルスゾーンのピアノトリオ1番にシューベルトのソナタ、クライスラーの小品とエルガーの挨拶をピアノトリオ版で演奏しました。
会場となったのは、須磨浦公園にあるマンションの一室。とはいえ、2室をひとつにしてあるため、コンサートをするスペースは十分。海に間近に面した丘の上にたつマンションのお部屋の、海側の壁がずっと窓になっています。ここで一日中、一年中季節や時間の移り変わりとともに、姿を変えていく海を眺めていられるのはどんなにか幸せなことだろうと、思いました。
当日は、あいにくの雨模様で、おまけに演奏者の立場ではどうしてもゆっくり窓から景色を眺める余裕はなく、ちょっと残念でしたが…。
今回のプログラムのどの曲も、実は初挑戦の曲で、本番でふたを開けてみるまでわからないこともあったのですが、シューベルトは今一番勉強しておきたい作曲家の一人で、特にこのバイオリンソナタは長い間弾きたくてうずうずしてました。オーケストラの仕事の合間では、なかなか準備も思うようにすすんでいなかったのですが、ひとつひとつの旋律をいとおしく思う気持ちだけは伝えたい、そう思って演奏しました。
12月17日もまたこのシューベルトのソナタをお届けします。クリスマスも近いのでちょっとそういう曲も交えて、と思っています。 November 28 12月8日
12月8日三宮・ピアジュリアンにまた出演します。今回は兵庫オケの仲間たちと室内楽を中心に演奏します。 共演者は、ピアノ・最近すっかりお世話になっている鈴木華重子さま、チェロ・オーソーキン、今回はビオラで登場の岡田清香さん、そして初共演が楽しみなバイオリンの名雪菜穂さんです。岡田さんはこの夏に京都ブライトンホテルでメンデルスゾーンの八重奏を演奏した際、すばらしい美音でみんなをリードしてくれたバイオリニストさんです。今回ビオラの美音も聴けるようなので、非常に楽しみにしています。バイオリンの名雪さんも、先日うちのオーケストラとショーソンの「詩曲」を競演し、お客さんはもちろんプレーヤーもその素敵な演奏と容姿にうっとり、でした。 予定としては、19時30分からシューマンのピアノ5重奏を、そして、21時から編成を小さくしての曲をお届けするつもりです。詳細また追ってここに載せます。目玉はこのシューマンなので、皆さん是非お越しください。普通のクラシックコンサートとはまた違った雰囲気で、ゆっくりと音楽を楽しめるクラシックバーです。
November 21 なんだか忙しい…前回のブログ更新から早3週間。
相変わらず兵庫芸文オケで忙しい日々を過ごしています。
先月に行った室内楽の本番後の写真が今日手にはいったので、載せておきます。サンサーンス7重奏というめずらしい編成で、やはりオーケストラ内でないとなかなか組む機会がないかな、という編成です。(左から、ベース ジョアン、ビオラ ジェームス チェロ マット ピアノ チェンさん トランペット ハラルド 私 バイオリン 安田華子さん)
このオーケストラの性質上、在籍期間は3年まで。それを待たずして各メンバーは故郷や次の新天地へと旅立っていきます。だからこそ、一緒に演奏できる機会をひとうひとつ大事にしていきたいな、と思います。
今週末はメンデルスゾーンピアノ三重奏とシューベルトバイオリンソナタの本番。どちらもいつかは弾きたいなと思っていた曲です。実際に音にしている喜びと、なかんか思い通りにはいかない難しさをかみ締めながら、準備をすすめています。…おたのしみに! November 02 気持ちよいツボ今日は楽しみにしていた、ジャズのコンサートに行ってきました。 とはいえ、ジャズのコンサートは初めて…。では、今回なぜこのコンサートを楽しみにしていたかというと…、偶然4,5年前に日本で買って気に入ってたウラジミール・シャフラノフというジャズピアニストのCDがあり、ロンドンにも持っていってよく聞いていました。この夏ごろ、私の仕事場である兵庫芸術文化センター内で彼のコンサートがあるというのを、偶然みつけ、売り出し日早々にチケットを手に入れ楽しみにしていたのでした。 とはいえ、ジャズに関しては全く知識も経験もなく、どんな感じで聞けばいいのかなーとすら思ってました。ジャズ初心者です。 ピアニストは旧ソビエト出身で、旧体制では「アメリカの文化」ということで自由にジャズの演奏活動ができなかった為、フィンランドやアメリカに移住しジャズピアニストとして活躍している人です。あと、ベース奏者とドラム奏者を引き連れてのトリオで今夜のコンサートは演奏されました。 ピアニストが席につくかつかないかぐらいで、何気に弾き始めた最初のコードから演奏が始まるや否や、ゆるやかに音の波が流れ始めました。音の一つ一つにまったく無駄のない、流れが決して止まることのないこの音楽の波に気持ちよく浮かんでる心地でした。まさに目の前で音楽が紡ぎだされている感じ。全ての音の変わり目が気持ちよい…この感じ、何かに似てるなあ、と思っていました。そして、思いついたのが、マッサージ。気持ちのよいツボを次々と押されていく感じに限りなく近い気がします。 衝撃や興奮といった類とは全く違う種の感動をじわじわ味わいながら家路につきました。心が少し揉みほぐされた感じで。 October 11 MATH10月14日京都コンサートホールでの本番に向けて連日リハーサルをしています。 曲は京都在住の作曲家・平野一郎さんの新曲、ピアノ五重奏曲「鱗宮(イロコノミヤ)」です。平野さんとは2年ほど前に一度ご一緒させていただいてて、平野さんの世界にとても惹かれました。今回、また平野さんの作品を演奏させていただけるということで、大変楽しみにしていました。 …ですが、やはり日ごろ使ってない数学能力が大いに必要とされ、まず理解するまでに一苦労、そしてそれを弾きこなせるまでに二苦労という感じです。恥ずかしながら、小学校の事から算数は苦手科目。中学に入ってからも、唯一赤点を取ったことのある科目が数学で、トラウマ的なほどに計算が苦手な私です。この曲には、写真のように、ひとつの拍を色々な数字で分割していく音系がふんだんに盛り込まれていて、私の頭の数学部門は悲鳴を上げています…。 メンバーに助けられながら、理解するところまではたどり着きましたが、次はそれを実際に弓と指にいい聞かせる作業。そして、皆とはぐれないように合わせていく作業…。 おそらくリハーサル中の私は、いつも以上に眉間にしわが入りっぱなしのはずですが、本番まであとわずか。曲の雰囲気を楽しみ、音色に集中するまであとちょっと、という感じです。 皆様どうぞお楽しみに。本当に心から感じることのできる、いい音楽をお届けできると思います。
September 19 ブラームス・ブラームス・ブラームス…9月17日は姫路で兵庫芸術文化センター管弦楽団の演奏会があり、シューマンとブラームスの交響曲を演奏しました。9月はじめよりオーケストラの練習が始まり、このプログラムでの本番を5度目に迎えたこの日にも、やはりブラームスは技術的にも音楽的にも難しく、手や耳から一つ一つの音がすり抜けないように集中して演奏に臨みました。
無事このオーケストラの本番を5時ごろに終え、そのまま同じ兵庫県下とはいえ、多少距離のある三宮へ、タクシーと電車をとばして(?)…。実は、この日は夜7時半から、ライブハウス「ピアジュリアン」で、2ステージする予定があったのです。用意していた曲は、ブラームスのバイオリンソナタ第3番。これは、9月3日のサロンコンサートでも演奏したので、よかったのですが、終わってみてどうやらお客さんが次のステージも同じ可能性大という事がわかり、急遽持っていた楽譜の中から選曲。…演奏したのはブラームスのバイオリンソナタ第1番!
お客さんとライブハウスオーナーには大変喜んでいただいたので、疲れも吹っ飛びました…といいたいところですが、少々腕に疲労が。
やはりブラームスの音楽には深くて太い音が必至で、私のこの頼りない腕と指では、知らず知らず負担をかけてしまうことがあります。とはいえ、弾いている最中は、音楽を追うことに夢中なので気づかず、感じるのはいつも演奏後なのですが…。
終演後、おいしいビールをご馳走になり帰宅しました。
そして、次の日は京都教育大オーケストラ部の弦セクションのレッスン。なんと、この日見てほしいと言われていた曲は、ブラームスの交響曲4番でした。もちろん、全楽章、しっかりレッスンしてきました。
今年の秋はブラームス尽くしで始まりました。 |
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